ベルリンの蚤の市で見つけたフラワーベースです。こちらの花瓶は1950年代に生産されました。ハンドペイントによる口縁の着色、ベース全体に描かれた白いラインが特長です。
※中古品であることをご理解の上、ご購入をお願いいたします。
[買い付けエピソード]
この日はベルリンのおしゃれエリア・プレンツラウアーベルクで毎週日曜日に開催されているArkonaplatzの蚤の市へ出向いた。
この花瓶を見つけた日は、晴れた青空から雨が降る、とても不思議なお天気で、蚤の市の広場は湿った香りに包まれていた。傘をさした人、傘をささないでお店を見て回る人、犬と一緒に雨宿りをしている人、さまざまなお客さんが行き交う中、魅力的な店主が開店の準備をしている様子が目に止まった。「準備中にごめんなさい、その花瓶を見てもいいですか?」と話しかけると、「どうぞ見てください」とにこやかに店主は対応してくれた。1900年初頭から1950年代の食器や花瓶を扱うこのお店は、祖母の自宅にあったキャビネットを思い出させた。祖母がいつも使っていたティーカップ、赤ワインを2人で飲んだワイングラス、海外旅行から買ってきたお気に入りのお皿がふと目の前に広がり、祖母の気配を感じ取り、懐かしい気持ちになった。テントにぶつかる雨音が静かになりお客さんで蚤の市がにぎわってきたころ、花瓶を手に家路についた。
Selected, photographed and written by Yuko Nakajima
カテゴリー |
花瓶 |
サイズ |
高さ110mm / 直径(口縁)760mm / 直径(高さ)50mm |
素材 |
ガラス / glass |
from |
Germany
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送料 |
500円 |
発送予定 |
3-4月に入荷・発送
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